病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第104回 問180
180 / 345
45 歳女性。健康診断で肥満、高血圧及び高血糖を指摘され、近医を受診した。 高血圧症及び 2 型糖尿病と診断され、アンジオテンシンII受容体遮断薬とジペプチ ジルペプチダーゼ–4(DPP–4)阻害薬の投与が開始された。しかし、 3 ヶ月間服 薬しても期待した治療効果が得られなかったため、大学病院に紹介受診となった。 診察の結果、丸顔と中心性肥満が認められ、二次性高血圧が疑われた。MRI 検査 により下垂体の腫瘍と、腹部 CT 検査により両側副腎の腫大を認めた。本症例の空 腹時血液検査データで、高値を示す可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 1, 5
コルチゾール / ACTH22
下垂体腫瘍と両側副腎腫大、丸顔・中心性肥満などの所見から、下垂体からのACTH過剰分泌によるクッシング病(ACTH依存性クッシング症候群)が疑われ、過剰なACTHにより副腎皮質からのコルチゾール分泌も増加するため、血中ACTH及びコルチゾールがともに高値を示すと考えられる。カテコールアミンやアルドステロン、TSHの分泌はこの病態で特異的に亢進する所見ではない。