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Certia
生物

薬剤師国家試験 第103回 問220

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48 歳女性。既往歴 乳がん、StageI。 2 年前の術後より再発予防の目的 で以下の処方にてホルモン療法を受けている。 (処方) タモキシフェン錠 20 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 90 日分 タモキシフェンの代謝に関わる CYP2D6 には、その酵素活性に変化をきたす遺 伝子多型が多数知られている。図はその一部の多型と乳がん術後タモキシフェンの 単剤治療症例における無再発生存率との関連性を示している。遺伝子多型に関する 記述及び図の解釈として、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1.0 0.8 率存生発再無 0.6 0.4 0.2 :CYP2D6(wt/wt) p=0.0031 :CYP2D6(*10/*10) 0.0 0 2 4 6 8 10 治療期間(年) 図 CYP2D6遺伝子多型と乳がん術後タモキシフェン単剤治療症例における無再発生存率 wt/wt:野生型/野生型、*10/*10:変異型/変異型。 Cancer Sci 99(5):995–999(2008)一部改変

正解と解説

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正解 5

CYP2D6(*10/*10)の症例では、タモキシフェンによる抗腫瘍効果が増強していると考察される。20

CYP2D6の変異型ホモ接合体(*10/*10)は野生型ホモ(wt/wt)と比べて酵素活性が低く、タモキシフェンから活性代謝物への代謝が減弱するため、抗腫瘍効果はむしろ減弱すると考えられ、増強しているとする記述は誤りである。遺伝子多型には一塩基置換によるものがあること、フレームシフト変異はコドンの読み枠がずれるため翻訳されるアミノ酸配列が野生型と大きく異なること、PCR法によりCYP2D6の遺伝子変異を検出できることは、いずれも遺伝学的に正しい内容である。

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