病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第104回 問303
303 / 345
病院の薬事委員を務める薬剤師が、新規に薬価収載された抗がん剤Xの資 料を作成するために、転移性乳癌患者を対象とした治験に関する情報を収集した。 この薬剤師は、前問の資料から、転移性乳癌患者を対象として新規抗がん剤 X と既存薬の奏効割合を比較した下表の結果を得た。この解析に用いられた統計手法 として適切なのはどれか。1つ選べ。 新規抗がん剤 X 既存薬 p 値 奏効割合 19.4% 12.6% 0.037 (奏効例数/試験例数) (49/252) (32/253)
正解と解説
表示する
正解 3
カイ二乗検定
奏効の有無という二値のカテゴリカルデータを新規薬と既存薬という独立した2群間で比較する場合には、カイ二乗検定(または類似の分割表検定)が用いられる。t検定や分散分析は連続変量の平均値比較に用いる手法であり、Mann-WhitneyのU検定は連続または順序変数の分布比較に用いる手法であるため、いずれも奏効割合の比較には適さない。